クラブ懐古録 クラブ編 vol.1 Tommy’s House -後編-
クラブというものに興味を持ち始めて約40年。
国内のクラブの栄枯盛衰の歴史の一端を目撃してきました。
その中には忘れ得ぬ名店が多く存在したように思います。
そして、クラブ業界は時には今とは比べ物にならないほど活気にあふれていました。

現在の最新鋭のクラブは、素晴らしいものも存在します。
しかし、クラブ業界が活気にあふれていたあの頃のような、ある意味個性的な店舗は残念ながら少なくなりました。
クラブに興味をいまだ持ち続けている皆さん、或いはかつて興味を持っていた皆さん、我々と同じ思いをしている方もおいでるのではないでしょうか?

このクラブ懐古録では,そんな懐かしいクラブについて、 当時のオーナー様との対談や秘話、その他資料等をもとに出来るだけリアルな情報を伝えていきたいと思っております。
皆さんも、これらのクラブには当時の色々な想いがあるのではないでしょうか。そんなことも含めて懐かしんで頂き、語り合えたらと思っています。 

また、「こんなクラブが印象に残っている。」「このクラブのこの瞬間は、今でも忘れられない。」 などの声もお寄せください。出来るだけ取り上げていきたいと思います。

Guest

富久慧 a.k.a.Tommy (Satoshi Tomihisa / Tommy’s House)
1978年から西麻布で自身のバーTommy’s HouseでDJをスタート。また新宿の花園神社の近くで伝説のクラブ、㐧三倉庫をオープンさせる。
桑原茂一氏とともに日本音楽選曲家協会を発足させ、東京のDJカルチャーと”音楽を選ぶ”という事を世に広めた。その場の空気感を素早く読むプレイは時代を捉えたセンスの良さで、当時から世代を超えてファンが多く70年代から活動するDJで、現在でも現役を続ける数少ない一人である。渋谷Bridge、渋谷LSDで廻している。こともある。

Moderator

臼杵 “HIME” 杏希子 (TEAL Inc)
ディスコやナイトクラブ運営に携わっていた父の影響から10代よりナイトカルチャーと密接な関係を持つと同時に70年代の音楽やファッションに多大な影響を受け育つ。80年代のニューヨーク黄金期ダンスカルチャーライフを経て1989年芝浦GOLDのプレス及び企画の仕事に就く。2006年有限会社ティールを設立。2020年10月よりCIC TOKYOにてスタートしたインターネットラジオ :CIC LIVE / TOKYO NIGHT STORIESのナビゲーターを務めている。

村田大造 (株式会社グローバル・ハーツ 代表取締役・プロデューサー)
カフェブームのきっかけになったCafé FRAMESやCafé MICROCOSMOS、渋谷最大のダンススタジオStudio MISSION、ライヴハウスStudio Freedom、HIPHOP専門ラジオ局WREPを運営。また、西麻布P.Picasoを若干21歳で立ち上げ、渋谷THE CAVE、西麻布Space Lab YELLOW、代官山 AIR、渋谷Sound Museum VISION、渋谷CONTACT、DJ Bar Bridge、WREPなど日本を代表するライヴハウスやクラブを次々に成功させ、国内のアーティストの育成や国内のダンスクラブの発展に貢献。また、海外からのアーティストを数多く来日させ、日本の音楽業界に及ぼした影響は計り知れないものがある。