10/7 (Thu.) mitokon, shunhor, K8 at Contact

ワールド・ミュージック/トライバル・ビートと電子音楽の交わりのカッティングエッジ
今回のGH Streamingは、南アフリカの現行ダンスミュージックからトライバル、ワールドミュージック、さらにはテクノ/エクスペリメンタルといったエレクトロニクスとの高い次元の融合を堪能する越境の音楽ジャーニーが繰り広げられる。
mitokonは音楽愛に伴う膨大な知識と南アフリカの文化に密接したその活動で国内では貴重な存在であり、自身が所属する南アフリカ発祥のエレクトロニック・ミュージック、ゴムに特化したクルーTYO GQOMのソウルといっても過言ではない。アフリカン・ダンスミュージック特有のフィジカルかつ奔放な音像を駆使したそのセットはリスナーを仮想のフロアへと巻き込む強烈な求心力を発生させている。
shunhorの音楽科学はもはや途方もない高みへと昇華されており、民族音楽やトライバルビートを多用しながらオルタナティブ・ハウス/エクスペリメンタルで織り込む、高いプロデュース能力に構築されたDJセットは無二のサウンドスケープを投影させている。shunhorは、現在Kaoru Inoue唯一のDJレジデンシーEuphony立ち上げからのメンバーであり、先日8月17日放送された。Kaoru Inoueのオウン・プロジェクトChariChari のニューアルバム「Mystic Revelation of Suburbanity」 のリリースを記念したプログラムでのDommuneへの出演や、Gilles Petersonが運営するWorldWideFMにEuphonyの名でレギュラープログラムの開始など評価を世界的なものへと拡大しつつある。
さらにTYO GQOMクルーからK8による多国籍なマテリアルを散りばめた、レフトフィールド/エクスペリメンタル・セットもこの配信の振り幅を三次元的なものへと増幅させている。
地球をまるかじりしながら電子音楽科学の先端を走る三者によるプログラム。意識の深層をめぐる世界旅行に出発だ。