電子音楽の表現者達が生み出す化学反応
日本が世界に誇るミュージッククリエイター/DJが集結するTOKYO DRIVEが4度目の開催を迎える。Studioには、2019年末に13年ぶりとなるフルアルバム「Möbius Strip」をリリースしたKEN ISHII、そしてKAITO名義でも絶え間なく作品を生み出し続けるHIROSHI WATANABEという日本を代表するクリエイターが登場。アムステルダムの〈Atomnation〉から良作を発表してきた、HIROSHI WATANABEとも共鳴するboys be kkoが持ち味全開のライヴで、そしてデトロイトテクノへの熱き魂を灯すTERAがサポートを務める。
※ KEN ISHIIのアーカイヴはご覧いただけません。
HIROSHI WATANABE a.k.a KAITO (Transmat | Kompakt)
自身最大のセールスを記録した1stアルバムに続き、2011年に「Sync Positive」を発表。タイトルが示す通り、リスナーを鼓舞させる渾身の作品となっている。またリミックスを機に交流を深めてきた曽我部恵一との異色コラボレーション・アルバム「Life, Love」ではメランコリックな音像と歌声が溶け合った叙情的なサウンドで新境地を切り拓いている。歴史を創出してきた数多のレーベルを拠点に世界中へ作品を届け続ける。日本人として前人未到の地へ歩みを進める稀代の音楽家と言えるだろう。
TERA (ALL-GROUND | L.T.C)
Derrick Mayに大きな感銘を受け、デトロイトのマシーンミュージックに心酔。また、Diet CokeのメンバーであったYuta OguraとのDJユニット、LowTechCircus名義でも活動。デトロイトとディープテクノを掛け合わせながらも個々が強い主張の中で1つのストーリーを作り上げるB2Bは緊張感の中にも情熱的なものを秘めている。2019年には共にシーンで活躍するDaizen、Hiroki Nakamuraと共にautomatクルーを結成。また、自身のナイトライフでの経験が落とし込まれたファッションブランド1/Fをローンチ。
boys be kko (Kids Return)
完全ハードウェア・ストロングスタイルでの興行を中心に活動。闘魂剥き出しのビートは四角いジャングルを真っ赤に染め上げる。実際に試合中にはファニーな攻防を繰り広げ、観客を楽しませることが多い。2016年よりHiroki Nakamuraとタッグを組み、テクノパーティKids Returnを旗揚げ。2018年には同レーベルを立ち上げ、1st EP「Someday song」をリリース。