三者三様の強烈なオリジナリティでお届けする3時間
自身のレーベル〈Seminishukei〉での活動を軸に、2007年〈AVEX〉から発表された1st アルバム「BRIGHT IN TOWN」に始まり、〈P-Vine〉、〈SPACE SHOWER MUSIC〉からの3枚のアルバムで、見たこともないヒップホップとエレクトロニクスのクロスオーヴァーで音楽フリークの度肝を抜いたBushmind。DJセットもまたひらめきと好奇心に満ちた驚きの連続で、この配信でも、フロウの横ノリとデトロイトテクノ/シカゴハウスといったエレクトリックが縦横に交わる、まるでカテゴライズをあざ笑う音楽の自由な謳歌は、遠心分離機から抽出されたような高い濃度の快楽的サイケデリックスを届けてくれる。
年内にはレーベルとしての〈HOW HIGH〉の立ち上げと、同時に自身のリリースが予定されているRyokeiは、Fred Pや、Federico Molinari、ContactではETIENNE、Guillaume Contu Dumontなど幅位広いジャンルの優れた海外アーティストとの共演者としてピックアップされてきた。良質なミニマルハウスパーティHOW HIGHだが、今も更新され続ける自身の音楽のベースは、活動の拠点にしていたベルリンからの影響が反映されており、今回の配信でもディティールの徹底されたテクノの特質と、フレッシュなエレクトロサウンドとの融合といったRyokei特有のデザインが楽しむことができる。
スターターを務めるSUNSET DRIVER主催 tropiの腰にくるグルーヴをまとったファンク/ソウル・セットなど、三者のカタの異なるエネルギーの発散が、サウンドトラックのように進行する刺激的なストーリーをお届けする。

DJ

Bushmind (Seminishukei | ROCKASEN | 2×4 | 惨劇の森)
さまざまな音楽をそのフィルターに通すことで、新たな匂いや色を付け、温度を変化させ、新しい角度で魅せることを研究し続けるDJ/トラックメーカー。これまでに「Bright in Town」「Good Days Coming」「Sweet Talking」といった3枚のアルバムをBushmind名義でリリース。様々なゲストを迎え入れ、実験と実証を繰り返す事により、自身の表現の幅を多次元に広げ続けている。

Ryokei (How High)
2010年よりDJとしてのキャリアをスタート。自身のパーティ How Highをオーガナイズ。2013年にはベルリンへ単身渡欧。ミニマルを軸にハウスミュージックを織り交ぜる独自のグルーヴを構築し、ベルリンから帰国後も精力的に活動し国内外問わず多くのDJ達との共演を重ねる。近年では楽曲制作にも力を入れており、2021年にHow Highレーベルから自身の楽曲がバイナルでリリース予定。

tropi (SUNSET DRIVER)
日の出町DUBの太郎や、渋谷KOARAのRELEASEのレギュラーを経て、現在はHisashi、taitaiとdubby dubbyを都内各所で不定期開催中。