BS0xtra at Contact
ブリストルのサウンドとカルチャーを、東京および日本につなぐ重要なハブとしての役割を担ってきたパーティ/コレクティブ、” BS0 “(ビー・エス・ゼロ)。BS0本祭では、これまでにKahn & Neek、DJ StrydaとDigistepによるDubkasm、 Rob Smith、 Ishan Sound。さらに、DJ Die、Addison Groove、Sam Binga、そして、Rider Shafiqueを招聘。Contactで2017年7月から始まったBS0の番外編BS0xtra(BS0エクストラ)では、今までParris、Alpha Steppa、V.I.V.E.K、Nomine、RSD、Lemzly Daleらが出演。震源地周辺のカルチャーと、国内シーンとのクロスオーバーでのリアリティのあるパーティメイクで、本国と東京とのルート開拓を頑なに繰り返してきた。
今回の放送は、本来であれば偶数月第二水曜6/9に開催されるBS0xtraをパッケージして、ストリーミングの形でお届けする。BS0xtraクルーは、ヒップホップ/アブストラクトに重心を乗せたテクニカルなビートと、その変遷と発展をドープにデザインするハイクオリティなヘビーウェイトサウンド、DADDY VEDA。開放的な音楽欲求と卓越した審美眼がもたらす高密度なサウンドデザインと、その中でカルティックなまでに強烈なサイケデリアを反映させるMars89。ベースミュージックと電子音楽のエクスペリメンタルな融合と更新による深い奥行きと緻密さがみせる造形美で繰り広げるNullDaSensei。24年の歴史を持つドラムンベース・コレクティブSoi Productionsの中核で、グローバルなベースカルチャーのサウンドとスピリットの複合に深い没入感とトリップ感を包含させるOsam Green Giant、といった、個々に高いオリジナリティと強固な活動基盤、そしてベースミュージックの多様性をユナイテッドする実力に優れたメンバーが揃う。そして、今回ゲストに招くykahのダブの感覚で鳴らされるテクノからレフトフィールド等電子音楽との行き来は、BS0xtraクルーとの絶妙な交わりと、この配信の興味深い脈絡の一部となる相乗効果をみせている。
システムからの出音に定評のBS0xtraだが、フロア開催までのスピンオフとして高音質高画質での臨場感あるGH Streamingでもぜひ楽しんでほしい。
DADDY VEDA (Antidote Concilium)
ヒップホップ、ダブ、ベースミュージック、サウンドシステムミュージックを咀嚼しながら、独自のRebel Beatzを追求するビートコンダクター。2000年代初頭に名古屋にてラップトップをベースにしたライブパフォーマンスを開始。
DJ/ターンテーブリストとのユニットRebel Beatzを結成し東海地方を中心に活動。
Mars89 (Noods Radio Bristol)
2016年にEP「East End Chaos」をリリース。 それを足がかりに2017年に「Lucid Dream EP」をブリストル拠点レーベル〈Bokeh Versions〉からダブプレートとカセットテープというフォーマットでリリース。2018年にはアジアツアーや大型フェスへの出演を経て、〈Bokeh Versions〉から12インチ「End Of The Death」をリリース。主要メディアで高く評価され、あらゆるラジオで繰り返しプレイされた。ブリストルのNoods Radioではレジデントをつとめている。
NullDaSensei
2001年、アブストラクト、ヒップホップDJとして活動を開始。ビートメイクではVoodoo Beatbattle 4thで優勝。ライブバンド、ラップトップDJユニットAbsurd Square等の様々な音楽活動を経て現在に至る。DJではドープでフレッシュな選曲を意識し、ダブ、レゲエ、ヒップホップ、ブレイクビーツ、ジャングル、ドラムンベース、ハウス、テクノ等のジャンルをプレイする。
Osam Green Giant (Soi Productions | BS0)
10代の頃から様々な音楽体験を重ね、90年代中頃からDJとしてのキャリアをスタート。DISC SHOP ZERO主催、青山MIXでの”(0)117″にスタート時より関わる。そののち、日本国内において長いキャリアを誇る野蛮ギャルドなドラムンベースパーティSoiに、2006年より参加。ベース・カルチャーからの影響を受けつつも、枠組み、ジャンルにとらわれることのない幅広い選曲を信条とする。
ykah
2020年4月、SoundCloudにミックスをアップしたところから活動開始。
ダブを中心に潜るサウンドを追求している。