まるで秘密基地 ! モジュラーシンセサイザーをこよなく愛する仲間が集う場
モジュラーシンセ好きが集う交流の場として毎回国内でも指折りのモジュラー奏者が出演。
先日5周年を迎え、6年目のスタートとなる今回はエクスペリメンタル&アンビエントというモジュラーシンセにはぴったりの内容でお届けする。モジュラーの奏でるディープな電子音にどっぷり浸かってみてはいかがだろうか。
KURO (Psyristor Trax)
〈Boshke Beats Records〉からテックトランス、ミニマルテクノをリリースなど1994年からドイツ、イギリス、スペインのレーベルからリリースし、4年前からモジュラーシンセを使い、エクスペリメンタルで即興的なライブも始める。今年10月に自身の1992〜2000年の3枚組アンリリースアルバムがスペインのレーベルからリリース。2015年12月よりModular Cafeを月1回Orbitにて行い、モジュラーシンセとその演者の為の実験的な場を設けている。
HATAKEN (Waveshaper | TFoM)
シンセサイザーを駆使したスタイルとジャンルを超えた音楽性で90年代より国内、海外で活躍し、数々の欧米フェスからも招かれている。2013年よりTokyo Festival of Modularを主催。国内のモジュラーシンセシーン振興にも尽力。モジュラーシンセを駆使した新たなライヴミュージックのスタイルを開拓している。
Kenichi Takakgi
国立音楽大学卒業。大学在学中より、ベーシストとしてジャズ、ロック、ポップスなどでのサポート及びレコーディング開始。2004年にインターネット等で情報を集め、モジュラーシンセサイザーを自作し、CV/GATE、Din Sync規格のヴィンテージ機材を中心とし、DAWは単なるレコーダーとするシステムを構築。同じ頃、リットーミュージック ベース・マガジン誌にて、一年間連載を持つ。
Amane Take
90年代前半にスチャダラパーやフィッシュマンズなどを輩出し渋谷系の震源地となった伝説のクラブ、SlitsでのDJを革切りに音楽活動を開始する。その後、2000年前後よりモジュラーシンセサイザーに興味を持ち収集と研究を始める。現在はライターとしてモジュラーシンセサイザーの啓蒙活動を行う一方、国内で初めてBuchla Music Easelクローンのビルドに成功する。西海岸マナーのシンセサイザーを用いたアンビエントドローンの即興演奏を行っている。
isei ben
音の生成過程に興味があります。電気信号は可聴域に達すると音として認識されますが、そうでない信号(主に低周波)は唸周波と呼ばれ波形や電圧に変化を与えます。この単純なふたつの要素を操作すること、捕まえることで、音の輪郭に触れようとしています。
tinclocks
1972年生、山梨県出身。2014年のTokyo Festival of Modularでモジュラーシンセに触れ、その魅力の虜になる。三軒茶屋 Space Orbitで開催する、Modular Cafeに出演することもある。2017年5月 Cafe Deluxe、2019年11月 TFoMに出演。普段は経理会計業務を行う事務員で、夜な夜な理想のセットを求めてModularGridを迷走中。
Tatchan8
打楽器奏者、平野竜弥によるソロプロジェクト。モジュラーシンセとパーカッションで織りなす音は、無邪気な冒険心とオーガニックな色彩感覚が同居する“万華鏡”とでも言うべきグルーヴのパノラマ。
tatata5
DIYモジュールKITを購入し、自作してみたのがはじまり。ジャンルに囚われない自由度と、パッチングで再現される刹那的儚さのあるモジュラーシンセの世界にハマってしまう。drone/ambient/noiseを独自に折り重ね、融合させた楽曲が多い。近年ではmodular cafe、GIGA MODULAR、Tokyo Festival of Modularでの演奏や、韓国で行われたModular Seoulに出演。